千鳥 霞 (ちどり かすみ)

死神会社に一応所属している、地上で死んだ魂を天上へ送り届けることを生業としている
所属:病死課
辛いもの好き

彼女は自然の中の長い年月の中で生じた流れの中の淀みから自我をもって発生した、妖精や精霊や妖怪の類いです。
迎えが来ず現世でさ迷い泣き、悪霊になったり、妖怪や悪霊に食べられたりする魂をみているうちに、それを守り送り届ける死神を見つける。
魂を助け誘う死神を見て見よう見まねで姿を変え、見よう見まねでその仕事をしている。
その見よう見まねで仕事をしている内に本業の目に留まり、そのまま所属を促される形となった。
ただし会社なので本来は指示系統/分担所属などある筈なのだが、縛られることはない。
一応名前が連なっているから所属しているに近い。

永年様々な魂と出会ったり他の死神と会うなかで感情等を学習した。
味覚は感じることができる。
しかし自然の中に入れば大気や大地の流から力を得られるので基本食べなくても良い。
刺激が好きで辛いものを好むようになった。

魂を狙う魑魅魍魎の類いと戦えるような力はない。
代わりに雲状に変化させられる身体で檻を形成して閉じ込めたり、多少の拘束や物理で殴る蹴る事はできる。
攻撃は打撃か拘束しかできない。拘束はひも状にして縛ったり閉じ込めたり。戦い向きじゃない。
但し、そもそも霞自身が軽いので打撃に威力は期待できず、基本逃げるし、雲状になって逃げるときはとても早い。

初めにふれたように霞は妖怪の類いの為、雲状になった彼女に包まれて隠される魂を妖怪たちは見つけることができない。
(人の怨霊など力の強いモノからは隠し通せない。)

彼女にとって魂を運んでいないときは彼等は同類なので、相手が襲ってこなければ逃げない。
妖怪たちも魂を持っていない霞には用が無いので、基本無視。

「弱っているモノ、人」を放って置けない。助ける手段が無いとしても近くにいたがる。

所属している会社の都合上基本都会に居るが、外部(自然)から力を得ている為、自然が多い場所の方が強い。
強いのは力というより雲状になった時に広がれる大きさとか、それを密集させてぶつける時の堅さ(密度)とか。

彼女は運び屋であって退治屋ではない。
何せ彼女にとって魂を狙う輩は自身と同類が多いのもあって敵対心は無い。
魂を守る届ける見送るのが第一だから、その際は対立する。
相手から逃げられれば問題なしだし、今後危険だからと戦って退治なんてしない。というか出来ない。
ヤバイのは流石に同僚に伝える。

霞は雨は好きだけど……面倒。気を抜くと身体が崩れるから。紛れて姿を消すには最適。
雨に散らされながらふわふわ漂っているのが好き。

浮遊 / 千鳥 霞
嫌なものを見た。足が止まる。あれは駄目だ。救いようがない。あんなモノ……嗚呼目が離せん…。足が、身体が、アレに向き直るのは何故だ。挑んだとて魂と一緒に喰われるのがオチだ。還ることもできん。流れを閉ざされ消えるぞ。──クソッ!消えたらその時じゃ、ど阿呆うが!!
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はちすさん(@hati_su8)宅のボンゾさんとのお話1
はちすさん(@hati_su8)宅のボンゾさんとのお話2
はちすさん(@hati_su8)宅のボンゾさんとのお話3 終
「そうかい、会いたいか。……うん、うん、そうさな、吃驚するだろうねぇ。じゃあこの子が起きたら会いに行こうか。この子はきっと会いたがらないだろうから、坊の親御さんだけだ。そんなに長居はできないよ?それだけは我慢しておくれ」/ 千鳥 霞

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