『ブラッディサニー組』とは。
Twitterの診断メーカーの診断結果をもとに始まった、
はちすさん(@hati_su8)との共同創作です。

登場人物であるアル・シャインに関してはこちら
相方として登場するレーヴ・ウェイクマンさんは、はちすさん(@hati_su8)の創作されたキャラクターです。

この小話は2021年9月に発行したまとめ本「BLOODY SUNNY From 2015 to 2021」のweb掲載版となります。
掲載順も本と同様となります。


── Interlude 02 

「アスが昼間に買い物に来るなんて…今日は何が要るんだい」
「いつもの」
「はいよ」
「ああ、あとこれを一籠分」
「あんたが林檎買うなんて。
昼間に出歩いてる事といいどうしたの?」
「詮索無用だ。」
「はいはい」
【お土産】



「すまない遅くなった」
待つように言った場所へ戻ると
陽だまりの中
うつらうつらとしている彼の髪が風にふわふわと揺れる。
独特の空気が好まれるのか白鳩や野良猫、
犬が周りで寛いでいる状況はいつか見た宗教画の様でもある。
「アル…?」
「またせたな」
「ううん。おかえり」
【昼間の買い出し】


「あっ、アス。今日はふわふわちゃん一緒じゃないの?」
「アンタが一人でいるの久しぶりなんじゃない」
「これ珍しい林檎仕入れたの、あの子に買って行ってよ」
「………」
皆、私の傍らに彼を探す。
人を惹きつけ好かれやすい事を本人は知らない。
【自分も惹き付けられた その一人】


満月の夜、夜空には雲一つない
「呼ばれたから来たが、やはり今夜仕事は請けん」
「何だよアスお前もか」
「明る過ぎる」
「そうだな。こんな日に仕事するのは名を売りたい新人位だな」
「ん、何だ?レーヴ」
「あんなに優しいのにアルは月が嫌い?」
「……違いすぎるものはやはり怖いものだ」
【満月から隠れる】

Interlude 02 End.

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